ブラックジャックのルール解説│戦略性が魅力のゲーム!

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ブラックジャック 初心者の為のルール解説

ブラックジャックは、ヨーロッパ、アメリカで盛んなゲームです。
現在では、世界中のカジノに必ずあります。

単純にどんなゲームかと言われると、トランプを使った、テーブルゲームでプレーヤーとディーラーの勝負となり、トランプの数字を足して21に近いほうが勝ちです。
運と数字の出目予測を問われるゲームですね。

ブラックジャックの基本ルール

ブラックジャックは、プレーヤーとディーラーの1対1での勝負となります。
複数のプレーヤーがいる際は、ディーラーは複数のプレーヤーと同時に勝負することになります。

プレーヤーの人数は6人までのテーブルが主流ですね。

ブラックジャックのルールをすごくシンプルに説明すると、
自分の手札の合計をディーラーの手札の合計よりも大きな数字にすることで、勝ちとなります。

ただし、手札の合計が22以上となると、自動的に負けとなります。(バーストと言う)

手札のカウント方法

トランプのカウント方法ですが、
2~10はその数字の値とし、
絵札のJ、Q、Kは10とし、
Aは、1か10のどちらか有利な方で数えます。

手札 カウント
A 1 or 11
2 2
3 3
4 4
5 5
6 6
7 7
8 8
9 9
10 10
J、Q、K 10

ブラックジャックのゲームの流れ

実際のカジノでブラックジャックをプレイする際の流れを解説していきたいと思います。
カジノでもオンラインカジノでも、基本的に流れは同じですので、一度覚えてしまえば大丈夫!

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1. ディーラーが2枚配る

各プレーヤーがチップを賭け、ベットタイムが終わると、
ディーラーがディーラーを含め、プレーヤーへトランプを2枚ずつ配ります。
ディーラーの2枚のうち1枚は裏向きです。

1枚が裏向きとなっているので、ディーラーの手札の合計が分からなくなっています。
裏向きとなっているカードをホールカード、
表向きとなっているカードをアップカードと呼びます。

プレーヤーのカードは国やカジノによりオープンの場合と裏向きの場合がありますが、近年ではオープンにする場所が増えているようです。

ナチュラルブラックジャック・ナチュラル21

最初の2枚が配られた時点でプレーヤーが21なら(A+絵札 or A+10)「ナチュラルブラックジャック」「ナチュラル21」と呼ばれ、ディーラーが21でなかった場合ベットの2.5倍が払い戻しとなります。
$10ベットだと、$25戻ってきます。

プレーヤーとディーラーが双方がナチュラル21の場合は、引き分けとなります。

その逆で、ディーラーがナチュラル21の場合、ナチュラル21じゃないプレーヤーはその時点で負けとなります。

2.プレーヤーのターン│ヒット or スタンド

プレーヤーは配られた手札を見て、3枚目を引くか引かないかを決めます。

引く際はヒット。引かない場合はスタンド。と合図します。

それでも、まだ引きたい場合には、4枚目、5枚目、と何枚でもヒットできます。

ヒット・スタンドの合図は手の平で行います。
これは全世界のカジノ共通のルールで、口で言うのではなく手の合図が基本です。

ヒットの場合は、テーブルを軽くコンコンと叩くか自分に向かって手招きします。
スタンドの場合は、手の平を下に向け水平にします。

バースト│22以上になると負け

プレーヤーは21を超えなければ何枚もヒットできますが21を超えた場合はバーストと呼ばれ、即プレーヤーは負けとなります。

17の数字になると3枚目を引くかどうか悩みます。

バーストになるか、ディーラーのカードと勝負するかの駆け引きです。

3.ディーラーのターン

全てのプレーヤーのターンが終わると、ディーラーのターンとなります。

まず、裏向きとなっているディーラーのカードをオープンし、ディーラーはディーラールールに則って、カードを引いていきます。

ディーラーは、ルールに則った動きしかしません。
そのルールを解説していきます。

ディーラーのルール

ディーラーにのみ適用されるルールは、2つあります。

・自分の数字が17以上になるまでカードを引かなければならない。
・17以上になったらそれ以上カードを引くことができない。

「ディーラーの手札の合計は、必ず17以上となる」というのがブラックジャックの絶対的な要素です。
つまり、ディーラーの手札は必ず、17、18、19、20、21、22以上(バースト)のいずれかにしかなりません。

4.ゲーム終了

ディーラーのターンが終了した時点で、ディーラーよりも数字の大きなプレーヤが勝ちとなります。
ディーラーがバーストした場合(22以上の数字となる)、スタンドしたプレーヤーは全員勝ちとなります。

ディーラーがバーストしてくれれば嬉しいですが、プレーヤーは先手なので、やりづらい点でもあります。

双方がバーストすると、プレーヤーの負け

しかし、バーストしてしまったプレーヤーは、ディーラーがバーストしても、負けとなります。

つまり、プレーヤーのバーストは、その時点で負け確定なのです。

私の経験上、1シューターでナチュラル21で勝つ回数は、平均5回程です。一発で勝てると「やったー」と笑みがこぼれます。

なので、2連続でナチュラル21で勝った場合は、3回目は小さくベットし様子見することがお勧めです。

特別ルール解説│スプリット・サレンダー・インシュランス等

基本的なブラックジャックのゲームの流れはここまでで解説したとおりです。
ここまでで、ヒット・スタンドと言う手を解説しましたが、ブラックジャックには特別ルールが採用されている場合があります。

これらを解説していきます。

スプリットとは?

スプリットとは、手元に配られた2枚のカードが同じ数字の場合、初めのチップの枚数と同額のチップを追加することで、手札を2つに分割できます。

分割した場合、1ゲームで2つの手札をプレイできます。

例えば、10と10が手札に来れば、手札の山が2つとなり、スプリットした時点で、それぞれの山にもう一枚ずつのカードが配られます。

基本的には、8が二枚・A二枚の場合に、行うのが通常です。
Aが二枚来たら、もうスプリットしかないでしょう!

とはいえ、ディーラーのアップカードを見ながら、戦略的に使っていく必要があります。
後程、ベーシックストラテジーという攻略法を解説しますので、そちらの表をみて、スプリットするべきかどうか判断してみてください。

ディーラーの数字が一枚2~6の場合だとディーラーはバーストする確率が上がるので勝負に挑む人が多いです。

ペアベットとは?

カジノによっては、ペアベットというベット枠がテーブルに書かれている場合があります。
このペアベットというのは、最初に配られる自分の手札が、1と1、6と6など同じ数字のカードとなった場合に、勝ちとなります。

ペアベットの配当

ペアベットで買った際の倍率は11倍がスタンダードです。

1シューターの中でペアーが来る回数は、平均5回ぐらいです。ずっと賭けると逆に損することがあります。しかし11倍なので11回に1度当たれば元です。11倍なので一気に増えます。

確率を計算して賭けると楽しみが増えます。

ダブルダウンとは?

更に勝負したい時は、ダブルダウンという手法があります。

プレイヤーは初めの2枚のカードを見てから、同じベッドのチップを追加し3枚目を引くことができます。

ただし、ダブルダウンした場合、4枚目は引けません。3枚目で決定となります。この場合リスクもあります。

例えば、2枚目で11だとすると3枚目絵柄だと21になり倍得しますが、11から4を引いて15だと負ける可能性があります。

15からのダブルダウンだとバーストする可能性はかなり高くなりますので、通常ダブルダウンはしません。
トランプは絵柄の枚数が多いので、できれば11から勝負することがお勧めです。

尚且つスプリットからのダブルダウンは、ディーラーの目が小さい場合、熱い勝負ができます!
ドキドキ感を体感できます。

サレンダーとは?

プレイヤーは、最初の2枚が配られた段階で、「数字が良くないなぁ、勝てないかも。」「ディーラーがナチュラル21かもしれない。」と思った場合にベット額の半額を切り捨てて、ゲームを降りることができます。

これをサレンダーと言います。
サレンダーする場合は、「Surrender(サレンダー)」と言いましょう。

私は、1シューターで5回はしてます。全部、損するより半額でも戻ってくれればラッキーです。

注意点として、サレンダーが許されているカジノとそうでないカジノがありますし、テーブルによっても個鳴るケースがあります。
必ずディーラーに確認しておきましょう。

インシュランスとは?

インシュランスは、ディーラーのアップカードがAの場合のみに打てる手です。

ディーラーの表向きのカードがAの時に、プレイヤーは自分が賭けたベット額の半額のチップを追加して保険を賭けることができます。

インシュランスの効果は、ディーラーがナチュラル21の場合にのみ発動し、保険として賭けたベット額の2倍が戻り、ナチュラル21でない場合は没収されます。

インシュランスするか、サレンダーするかの逃げ道は大事なプランとなります。
プレイヤー全員のインシュランスを確認後、ディーラーはプレイヤーに見えないようテーブルの片隅で裏面の数字を確認します。

ナチュラル21であれば、その場で終了となりますが、ナチュラル21でなければ通常通りの流れになります。

アップカードがAだと、ナチュラル21の可能性も高いので、インシュランスはその時の勘に頼りましょう!

ブラックジャックの基本用語解説

ブラックジャックの基本用語をまとめましたので、参考にしてみてください。

ディール

カードを配るという意味

アップカード

ディーラーの表向きカード
(数字が見えているカード)

ホールカード

ディーラーの裏向きのカード
(数字が見えないカード)

ハンド

自分のカード、手札のこと。
実際に使うことはありませんが、知っていて損はないかと。

ハードハンド

手札にAが含まれない手札。
10+5、4+9など。

ソフトハンド

手札にAが含まれている手札。
A+1、A+5など。

シューター

テーブル上にある、トランプが入ったプラスチック製のケース。
ディーラーは、このシューターからトランプを配っていきます。

ブラックジャックの攻略法・必勝法

ブラックジャックはそのゲーム特性とディーラールールの縛りから、ベーシックストラテジーという攻略法が存在します。
これは、ブラックジャックをプレイする上では必須の手法と言えます。

ベーシックストラテジーは、ディーラーのアップカードと自分の手札から、次の最適な一手を機械的に選択していきます。

まず大きく3分類して、戦略的に手を選択していきます。

・ハードハンドの場合
・ソフトハンドの場合
・スプリットの場合

それぞれを表で解説していきます。

このベーシックストラテジーは、必勝法というより、負けを最小限にする手法です。
ベーシックストラテジー通りに手を打っていけば、期待収支をプラマイゼロに近づける事ができるので、負けを最小限にしつつ、運による勝ちを期待できます。

別途、カードカウンティングという攻略法もありますので、後程、ご紹介します。

自分の手札にAが無い場合(ハードハンド)

自分の手札にAが含まれない場合には、下記表を参照してください。

 ハードハンド
(↓手札の合計)
ディーラーのアップカード
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
8以下 H D H H H H H H H H
9 H D D D D H H H H H
10 D D D D D D D D H H
11 D D D D D D D D D H
12 H H S S S H H H H H
13 S S S S S H H H H H
14 S S S S S H H H H H
15 S S S S S H H H R H
16 S S S S S H H R R R
17以上 S S S S S S S S S S

H=ヒット
S=スタンド
D=ダブルダウン(ダブルダウン不可の場合、ヒット)
R=サレンダー

自分の手札にAがある場合(ソフトハンド)

自分の手札にAがある場合(ソフトハンド)のベーシックストラテジーになります。

  ソフトハンド
(↓手札の合計)
ディーラーのアップカード
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
A+2 H D H H H H H H H H
A+3 H D D D D H H H H H
A+4 D D D D D D D D H H
A+5 D D D D D D D D D H
A+6 H H S S S H H H H H
A+7 S S S S S H H H H H
A+8 S S S S S H H H H H

H=ヒット
S=スタンド
D=ダブルダウン(ダブルダウン不可の場合、ヒット)

スプリットの場合

手札が同じカード2枚でスプリットが可能な場合のベーシックストラテジーになります。

スプリット出来る場合でも、ディーラーのアップカードによって動きを決めるのがベーシックストラテジーです。

スプリット ディーラーのアップカード
2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
2+2 P P P P P P H H H H
3+3 P P P P P P H H H H
4+4 H H H P P H H H H H
5+5 D D D D D D D D H H
6+6 P P P P P H H H H H
7+7 P P P P P P H H H H
8+8 P P P P P P P P P P
9+9 P P P P P S P P S S
10+10 S S S S S S S S S S
A+A P P P P P P P P P P

H=ヒット
S=スタンド
D=ダブルダウン(ダブルダウン不可の場合、ヒット)
P=スプリット

ブラックジャックの必勝法「カードカウンティング」について

映画「ラスベガスをぶっつぶせ」というラスベガスのカジノを舞台にしたブラックジャックの攻略映画がありますが、この映画では、4、5人がグループとなり、勝ち続けていく映画です。

ここで使われているのが、カードカウンティングという手法。

カジノによって異なりますが、ブラックジャックでは6デッキのトランプ(トランプ6セット)を使用することが一般的です。

既に場に出たカードを記憶しておき、シューターに残っているカードの状況から、プレーヤーに有利なタイミングか不利なタイミングかを判断し、変則的にベットしていくのがカードカウンティング。

シューター内に小さい数字が多ければディーラー有利

カードをカウンティングしていき、場に10や絵柄がどんどん出てくれば、シューターには、小さな数字の比率が高くなっていきます。

すると、ディーラー有利な状況ですので、ベットしないかベット額を低くしていきます。

イカサマだという人もいますが、私はイカサマだとは思いません。記憶と予測で賭けることは悪いことではありません。カジノ側が損することを恐れているだけだと思います。

シューター内に絵札が多ければプレイヤー有利

上記とは逆に、シューター内に絵札が多く残っている状況であれば、プレイヤー有利の状況となりますので、ベット額を大きくしていくような手法がカードカウンティングです。

CCとBSを合わせたケリーベッティング

ジョン・ケリー・ジュニアというアメリカの数学者が編み出した、「ケリーベッティング」という手法もあります。

ケリーベッティングの基準方程式:(bp-q)/b

B = デシマルオッズ -1
P = 成功の確率
Q = 失敗の確率(1-p)

参考:ケリー基準 – PINNACLE

このケリー基準をブラックジャックに応用する場合、カードカウンティングを活用し、ベーシックストラテジーを場のカードに応じて、変化させていく必要があるでしょう。

実際のところ、カジノではカード・カウンティング禁止?

実際のところ、カード・カウンティングは違法行為でもなんでもありません。

しかし、実際には、多くのカジノでカード・カウンティングが禁止されています。

「グッド・ウィル・ハンティング」「アルマゲドン」などに出演した、有名なハリウッドスター「ベン・アフレック」がラスベガスの「ハードロック・ホテル・カジノ」でセキュリティにつまみ出され出入り禁止となったのは、カジノ界隈で有名な話です。

参考:ベン・アフレックがカジノから永久追放! – CinemaToday

カジノでは、カジノ側が不適当と判断した人物の入店を拒否したり、店から追い出したりする権限を持っています。
(日本では一般的に何もしないだけで、日本の飲食店やお店でも同じ権限がありますよね。)

ですので、カードカウンティングどうこうのみならず、不自然に勝ち続けているユーザーは追い出される可能性があるというのが現実です。

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